一心行は熊本県阿蘇郡南阿蘇村にある桜の名木です。
品種は山桜で樹齢は400年以上と言われています。
樹高は14メートル、幹周囲は7.35メートル、枝張は東西に21メートル、
南北に26メートルにもなるのですから、相当な大きさですね!
かつてこの地を治めた武将が眠る菩堤樹になっているそうです!
もともと公園でも観光地でもなかった一心行の桜は
近年まで有名な場所ではなかったそうです。
1999年にテレビで取り上げられたのをきっかけに次々と観光客が増え、
今では年間20万人の人が訪れる場所となったそうです。
観光客が増えたことをきっかけに大桜周辺を公園化していて、
花公園、ゴルフ場、駐車場などと進んでいるようです。
一心行の大桜の由来
この美しい一心行の桜の歴史は戦国時代に遡ります。
戦国時代にこの地に建てられていた鶴翼城に住んでいた武将
「ほうきのかみこれふゆ」は薩摩の島津氏との戦いで戦火に散ってしまったそうです!
その後「ほうきのみこれふゆ」の妻子は戦いに散った城主と家臣たちの
御霊を敬い桜の苗木を植えたのだそうです!
桜の名前も「一心」の「行」を治めたということから一心行と名付けられたそうです!
大勢の観光客を魅了する大桜にはそんなエピソードがあったんですね!
この桜の木も時代の山桜出来によって成長するだけでなく、形も変化してきたようです。
昭和の、始めには落雷によって幹が6本に裂けてしまうのです。
ですがそのおかげで美しいドーム型となりました!
その後も台風の影響などで4本の主幹のうち
2本が折れてしまい、また形が変わっています。
それだけ大きな桜の木ですので、台風などの自然被害は受けやすいでしょうね。
自然被害でおった傷などからの腐食もおきているようです。
また災害によって形が変わってしまう可能性もあるので、
早めに見に行くことをオススメします!
一心行の開花時期は?
この一心行の大桜の開花時期は3月下旬から4月上旬頃です。
回りには菜の花畑があり、桜の開花時期とほぼ同じなので、
同時に楽しむことができそうですね!
開花の時期に合わせて南阿蘇桜まつりが行われるようです。
一心行の大桜までのアクセス方法!
九州熊本ICから国道57号、325号経由30㎞。50分ほどで着きます。
500台収容可能な駐車場があります。
開花の時期は臨時駐車場も用意されているようですが、
周辺道路も大変混雑するようです。
電車で向かう方は
南阿蘇鉄道中松駅から徒歩15分!
少し歩くようですがお花見の時期は暖かいですし、
渋滞に巻き込まれるよりは良いでしょう。