完璧なアリバイ、密室殺人、不可能と思われるようなトリック。
その謎を解いていく頭脳明晰な探偵や刑事たち。
まさかのストーリー展開をハラハラドキドキ楽しむ、「サスペンス」や「ミステリー」。
でもちょっと待ってください。
この言葉、何が違うのでしょう?そもそも「サスペンス」とは?「ミステリー」とは?
今回はこの謎を解明してみましょう。(早くも探偵風・・・?)
ふたつのキーワード、その意味は?
さて、ここには犠牲となる被害者も完全犯罪もないので、
ざっくり説明をはじめてしまいましょう。(笑)
一般的に「ミステリー(ミステリとも呼ぶ)」は幅広い傾向を含むジャンルの総称で、
「サスペンス」はその「ミステリー」という大きな枠の中の一部とみなされます。
具体的に・・・と言っても表現は抽象的になってしまいますが、
「サスペンス」がどういうものかと言いますと、
「ミステリー」の中でも謎解きの面白さや論理の整合性などではなく、
“今現在何が起こっているのかわからない”といった不明なことによって
生み出される焦燥感や不安感、心理的に、精神的に追い詰められることによる
圧迫感などの、心情的なハラハラドキドキのストーリーの展開のスリル感や
面白さを重視したようなタイプの作品を「サスペンス」と呼ぶとされているようです。